豊胸した胸を元に戻すことはできる?バッグ除去手術の内容とは
2カップ以上のバストアップを希望する場合、バック豊胸術という手術を選ぶことが多いようです。この方法は、半永久的にバストアップ効果を持続させることができ、大きさや形を思う通りにできる点で人気があります。しかし、バックを入れた後に違和感が出た、入れたけれど数年後に取りたくなったなどの理由で、バック除去手術を受ける人もいます。
バッグ除去手術とは
バック除去手術を受ける理由として、バックを入れた部分に違和感がある、痛みが出た、バックが破れている可能性がある、必要無くなったなどの理由があります。シリコンバックは、異物なので体内で破損などがあると、痛みが生じたりしてしまうのです。このような場合は、早急にバックを除去しなければいけません。
バックを除去する際には、挿入時に切開した部分から行います。そうすることで、新しい傷跡を残さないようにするためです。しかし、傷跡部分が炎症を起こしている、一度バックを取り出して新しいバックを挿入するというような場合には、他の部位を切開する可能性があります。
切開しますが、局所麻酔や静脈麻酔の併用で、痛みを感じない手術が可能です。除去手術のみの場合、30分ほどで行うことができます。抜糸が必要な手術となっているため、通院が必要です。さらに、傷跡は1~2ヶ月は目立ち、完全に傷跡が消えるには数カ月必要でしょう。
術後の痛みは少なく、傷口からの出血が止まればシャワーは可能になります。バック除去手術の費用はクリニックによって異なりますが、20~30万円くらいが相場でしょう。他院のバック除去を行う場合は、さらに費用が高くなるというクリニックもありますので、事前に確認が必要です。また、除去後に新しいバックを入れる場合は、別途費用がかかります。
バッグ除去手術のメリット
バック除去手術のメリットは、胸の痛みやしこりを除去できることです。シリコンバックを入れたことで、胸に痛みが出ている場合、そのまま入れておくわけにはいきません。すぐに除去手術を受けることになり、痛みも治まるでしょう。
また、シリコンバックを入れることで、胸にしこりができる、胸の形が変形してしまうということがあるようですが、これらも除去すれば元の形に戻せます。他には元の状態に戻せるというメリットもあります。「シリコンバックを入れたことで、胸が大きくなったけれど、やっぱり元の大きさがいい」と思った場合、取り出すことですぐに元の大きさに戻せるのです。
バッグ除去手術のデメリット
バック除去手術のデメリットとして、傷跡が完全に消えない場合もあることが挙げられます。切開範囲は少ないので、傷跡が残る心配はほぼありませんが、稀に傷跡が残ってしまうという可能性があるのです。色素沈着になったり、ケロイドになったりする可能性もあるとされています。
さらに、胸が小さくなったと周囲にバレる可能性もあるようです。2カップ以上のバストアップをしている場合、胸が小さくなったと周りにバレる可能性があるでしょう。
また、完全に元の状態にならない可能性もあります。シリコンバックを取り出すことで、バストに左右差が出てしまうかもしれません。感染症のリスクもある点も注意しておきましょう。細菌やウィルスなどに感染してしまう可能性があり、引き起こしてしまった場合は、薬で治療します。
シリコンバック挿入によるバストアップ手術は、胸に異物を入れる点でリスクもあります。挿入してから、痛みやトラブルで取り出すことになるかもしれないと考えると、プチ豊胸のほうが安心かもしれません。バック除去手術についても理解したうえで、シリコン挿入を行うか検討したほうがよいでしょう。